Nゲージの車両を集めたいけど、値段が高すぎる・・・
もっと安く手に入れる方法はないのかな?
Nゲージを始めるにあたっての悩みのひとつが、車両の値段の高さではないでしょうか。
わたしがNゲージを始めたのは今から約30年ほど前でした。
当時でも値段が高いものでしたが、その時と比べると最近はさらに値段が上がっている印象です。
そこで、安くNゲージの車両を入手する方法として、中古品の購入を検討することをおすすめします。
この記事では、中古品を購入するときのポイントについて、実例を挙げながらわかりやすく紹介します。
✓ 中古品の購入するときのポイント
- 中古品の購入は実店舗かインターネットで、どちらもメリットとデメリットがある。
- 旧モデルの中古品であれば、現行モデルの半額以下での購入も可能。
- 現行モデルと旧モデルの仕様の違いを認識しておく方がベター
これらのポイントについて、以下、順番に解説していきます。
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中古の車両の購入方法
実店舗とインターネット
中古の車両を購入する手段は、主に以下の2つです。
- 実店舗(鉄道模型専門店やリサイクルショップ)で購入
- インターネット(楽天市場、ヤフオクやメルカリ)で購入
実店舗とインターネットのメリットとデメリットを、それぞれ簡単にまとめます。
✔ 実店舗のメリットとデメリット
〇 メリット
- 実際の商品の外観を確認できる。
- お店の人に相談できる。
× デメリット
- 家の近所にお店が無い場合、遠くまで行く必要があり、営業時間も限られている。
- 品数に限りがあるので、ほしい製品が見つかるとは限らない。
全国展開している鉄道模型店を2つほど挙げておきます。(※いずれもリンク先は外部サイトです。)
この2店は専門店のため、品ぞろえが非常に豊富です。
✔ インターネットのメリットとデメリット
〇 メリット
- 出品されている商品の数が多い。
- 24時間いつでも商品を購入できる。
× デメリット
- 実物が届くまで、実際の状態を確認できない。
わたしは実店舗に行く時間がほとんどないため、インターネットで購入することが多いです。
インターネットでも、実店舗をもつ専門店から購入する場合と、ヤフオクやメルカリで個人で取引する場合があります。
楽天市場「ホビーランド ぽち」
「ホビーランド ぽち」は実店舗でも全国に12店舗を展開するだけでなく、楽天市場でも中古のNゲージを販売しています。
✔ 楽天市場「ホビーランドぽち」の特徴
- 鉄道模型をメインに取り扱っているため、他の中古サイトよりも品ぞろえが豊富
- ネットオークションで買うよりも安心(何かあっても問い合わせできる)
- 楽天会員のひとは楽天ポイントもを貯められる
鉄道模型をメインに取り扱っており、他の一般的な中古品を扱っているサイトよりも、初心者に見やすいつくりになっています。
ホームページも見やすく、お目当てのものを探しやすいです。
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ヤフオクとメルカリ
✔ ヤフオクのメリットとデメリット
〇 メリット
- 出品されている商品の数が多い。
- PayPayで支払いできる。
× デメリット
- 入札してもその場ではすぐに購入が決まらず、落札まで待つ必要がある。
- 落札日に近くなるにつれて、値段が上がってしまうことが多い。
- 送料が別にかかることが多く、落札価格が安くても意外に安くならないことがある。
✔ メルカリのメリットとデメリット
〇 メリット
- ほしい商品を見つけたら、その場ですぐに購入できる。
- 送料が出品者の負担になっていることが多く、購入価格がそのまま支払額となる。
- 支払いにdポイントを使える。
× デメリット
- 出品されている商品の数がヤフオクよりも少なめ。
わたしの場合、どちらかと言うと、メルカリの方を使うことが多いです。
理由は、上でも書いた通り、その場ですぐに購入できることと、送料が価格に含まれていることが多いためです。
旧モデルの中古品の購入実例
ここからは、2022年に購入した旧モデルの中古品の実例を紹介します。
以下でご覧頂くように、現行モデルの半額以下の値段で入手できました。
理由は、①中古品なので新品よりも安い、ということに加えて、②そもそも現行モデルの定価が旧モデルよりも高い、ということが挙げられます。
旧モデルの中古品を探すときのポイントとしては、なるべく写真上で良い状態がわかるものを選ぶことです。
画像がぼやけていたり紹介文が短く状態がよくわからないものは、いくら安くても手を出さないようにしましょう。
機関車の中古品の購入例
現行モデルでは、常点灯ヘッドライトや、フライホイール機構付き動力機構が標準で装備されています。
各機構の詳細については、次の章で簡単に紹介します。
逆に、旧モデルではこれらの機構が付いていない代わりに、安く入手できます。
ここでは、EF66形電気機関車とDD51ディーゼル機関車を紹介します。
日本のNゲージの2大メーカーはTOMIX(トミックス)とKATO(カトー)ですが、ここで紹介する2つはどちらもTOMIXの製品です。
EF66形電気機関車
現行モデル (新品) | 旧モデル (中古品) | |
---|---|---|
製品名 | JR EF66-0形電気機関車(後期型) | JR EF66電気機関車 |
型番 | 7141 | 2109 |
ヘッドライト | 常点灯あり | 常点灯なし |
動力機構 | フライホイール機構あり | フライホイール機構なし |
ボディマウント式TNカプラー | あり | なし |
価格 | 8,030円(税込) | 3,500円(送料込) ※ヤフオクで購入 |
差額 | ー | 4,530円(56%)割安 |
このEF66は、現行モデルの半額以下で入手できました。
モーターやライトの動作も問題なく、目立った傷もなく、さらに付属品も未使用の状態で、かなりお買い得だった例です。
DD51形ディーゼル機関車
現行モデル (新品) | 旧モデル (中古品) | |
---|---|---|
製品名 | 国鉄 DD51-500形ディーゼル機関車(暖地型) | 国鉄 DD51ディーゼル機関車 |
型番 | 2245 | 2211 |
ヘッドライト | 常点灯あり | 常点灯なし |
動力機構 | フライホイール機構あり | フライホイール機構なし |
ボディマウント式TNカプラー | あり | なし |
価格 | 9,130円(税込) | 4,010円(送料込) ※ヤフオクで購入 |
差額 | ー | 5,120円(56%)割安 |
このDD51も、現行モデルの半額以下で入手できました。
付属品はついていませんでしたが、モーターやライトの動作も問題なく、目立った傷もありませんでした。
客車の中古品の購入例
機関車の場合と同様に、客車についても現行モデルでは常点灯が標準機能であるのに対し、旧モデルではついていません。
ここでは、カニ24形とオハネフ25形の2つを紹介します。(いずれもTOMIX製品)
カニ24形
現行モデル (新品) | 旧モデル (中古品) | |
---|---|---|
製品名 | 国鉄客車 カニ24-0形 (後期型・銀帯) モーターなし | JR客車 カニ24形 |
型番 | 8519 | 2537 |
テールライト | 常点灯あり | 常点灯なし |
価格 | 2,750円(税込) | 1,250円(送料込) ※メルカリで購入 |
差額 | ー | 1,500円(55%)割安 |
このカニ24は、現行モデルの半額以下で入手できました。
ライトも問題なく点灯し、目立った傷もなく、さらに付属品も未使用の状態で、かなりお買い得だった例です。
オハネフ25形
現行モデル (新品) | 旧モデル (中古品) | |
---|---|---|
製品名 | JR客車 オハネフ25-100形 | JR客車 オハネフ25-200形 |
型番 | 2503 | 2538 |
テールライト | 常点灯あり | 常点灯なし |
価格 | 2,750円(税込) | 1,900円(送料込) ※メルカリで購入 |
差額 | ー | 850円(31%)割安 |
このオハネフ25については、現行品の半額とまではいきませんでしたが、30%引きで入手できました。
もう少し時間をかけて他を探せば、半額程度で入手できた可能性もあります。
性能については、ライトも問題なく点灯し、目立った傷もなく問題ありませんでした。
旧製品と新製品の主な違い(TOMIXの場合)
このように、旧モデルの中古品を購入することで、現行モデルよりも非常に安く手に入れられます。
そもそも現行モデルよりも旧モデルの方が安いのですが、それなりの理由があります。
旧モデルを購入するにあたって、現行モデルとどのような違いがあるのかを頭に入れておくと、購入する時の参考になるはずです。
最近のNゲージ車両の機能
最近の車両の値段が上がっている理由のひとつが、以前にはなかった新機能の追加です。
主な機能を2つほど紹介します。
✔ 最近のNゲージ車両の主な機能
- 常点灯機能(ヘッドライトとテールライト)
- フライホイール付動力機構
常点灯機能(ヘッドライトとテールライト)
Nゲージの列車は、レールに流れている電気をモーターに伝えることで動きます。
逆に、電気を流さないと列車は停まりますが、ヘッドライトやテールライトにも電気が流れないため、停車中は点灯しません。
一方、現実の列車は停車中でもライトが点灯してますので、できればその様子を模型でも再現したいところです。
そこで、列車を停車させた状態でもライトを点灯させる機能を常点灯機能と呼んでいます。
最近発売されている車両では、この常点灯機能が標準になってきています。
標準でついてない以前の車両も、オプションで後付けできることが多いです。
フライホイール付動力機構
主な特徴としては、以下の2つです。
- 走行音が静か
- 低速からの動き出しがスムーズ
フライホイール付き動力機構も、最近のモーター車では標準になっていますが、30年ほど前の製品にはまだ無かった機構です。
現行品はディテールが細かい
以前と比べて技術が進み、現行モデルはディテール(細部)が細かく加工されています。
ディテールが細かく加工されることで、より実車に近い表現が可能となるため、コレクターにとっては喜ばしいことです。
一方で、細かなディテールの表現のためには、より精度の高い金型が必要となり、価格上昇の理由のひとつと考えられます。
そこまでディテールにこだわらなければ、最初は旧モデルでも十分に満足できるはずです。
中古品の購入するときのポイントのまとめ
ここまでの内容を改めておさらいします。
✓ 中古品の購入するときのポイント
- 中古品の購入は実店舗かインターネットで、どちらもメリットデメリットがある。
- 旧モデルの中古品であれば、現行モデルの半額以下での購入も可能。
- 現行モデルと旧モデルの仕様の違いを認識しておく方がベター。
このようなポイントを押さえて、鉄道模型店やヤフオク、メルカリなどを利用して、効率よく車両をそろえていくとよいでしょう。
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これからNゲージを始めようかと考えている人は、下の記事が参考になりますので、こちらもご覧ください。
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