【今こそ鉄道模型!】Nゲージを安く始める方法|魅力と楽しみ方

お役立ち情報
Nゲージを始めてみたい人

鉄道模型(Nゲージ)に興味があるけど、結構高そうなイメージが・・・

なるべく安く始められる方法はあるのかな?

昔から鉄道には興味があるひとは結構多いと思います。

一方で、鉄道模型(Nゲージ)は少し高くて手が出ない、というイメージがあるのではないでしょうか。

確かに、新品でイチからそろえるとなると、いきなり数万円単位での出費になることもあります。

ただし、最近ではヤフオクメルカリなどがあり、以前よりも中古品が入手しやすくなってます。

また、アマゾンでは割安で新品が売られていることも多いです。

それらを活用すれば、Nゲージをより安く始めることができますよ

ただ、あなたがこれまでNゲージに一度も触ったたことがなければ、いきなり中古品に手を出すのは少し心配かもしれません。

そこでこの記事では、Nゲージを安く始めるためのポイントについて紹介していきます。

✔ Nゲージを安く購入するためのポイント

  1. 車両: 初心者はアマゾンで新品の購入がおすすめ、中古品は模型専門店で。
  2. レール中古品でもOK、ただしメーカーは統一。
  3. コントローラー中古品でもOK、レールと同じメーカーを購入

また、これからNゲージを始めるか悩んでいるあなたに、Nゲージの魅力と楽しみ方についても簡単に紹介していきます。

できるだけNゲージを安く始める方法

国鉄型特急の485系スーパー雷鳥(TOMIX製)

おとなになって働いている今、子供のころよりも自分で使えるお金は少しは増えていることでしょう。

・・・とは言え、結婚して子供もいれば、自分で自由に使えるお金はそう多くはないかと思います。

そこで、できるだけ安く始めるためのポイントですが、まず、列車を走らせるために最低限必要なものは以下の3つです。

✔ 列車を走らせるために最低限必要なもの

  1. 車両
  2. レール
  3. コントローラー

もし車両を眺めるだけであれば、車両とレールだけでもいいですが、ライトを光らせようとすると、やはりコントローラーも必要になります。

そして、日本でNゲージを制作している主なメーカーは以下の2社です。

✔ 日本の主なNゲージのメーカー

  1. TOMIX(トミックス、トミーテック)
  2. KATO(カトー、関水金属)

TOMIXとKATOからは、これからNゲージを始める人向けの入門セットが発売されています。

車両、レール、コントローラーがセットになっており、TOMIXでは「ベーシックセット」KATOでは「スターターセット」と呼ばれ、1万5千円前後から2万円以上のものまであります。

このような入門セットを購入するのが最も安心ですが、それでも値段に少しためらってしまうかもしれません。

そこで、車両、レール、コントローラーを別々にそろえて、できるだけ費用を安く抑えるポイントについて紹介していきます。

車両の購入について

新品がいい? 中古品は?

安く手に入れようと思うのであれば、ヤフオクやメルカリで中古品を買う手もあります。

ただ、全くの初心者であれば、最初のうちは新品を買うことをおすすめします。

ネットにある中古品は、写真では見えにくい傷がついていることがあるためです。

また、モーター車の場合、使い込まれているものは走りが不安定な可能性もあります。

もしどうしても中古品を購入したい場合には、中古品を扱っている鉄道模型の専門店で購入するのがよいでしょう。

中古の車両の購入については、下の記事でも紹介してるので、こちらも参考にしてください。

▼おすすめ記事

【初心者向け】Nゲージ車両を中古で安く買う方法【実例つき】

また、新品でもアマゾンでは割安で販売されていることも多いです。

Amazon primeに登録していれば送料も無料になるので、積極的にAmazonを活用することをおすすめします。

異なるメーカーの車両でも接続は可能

基本的には、異なるメーカーの車両でもつなげて走らせることができます

ただ、同じ種類の車両でもメーカーによって塗装が多少異なっていたりするので、一般的には同じ編成ではメーカーはそろえることが多いです。

また、カプラーは世界共通規格であるアーノルドカプラーである必要があります。

カプラーとは、簡単に言うと、車両をつなぐ連結器の部分のことです。

アーノルドカプラーというものが共通規格なのですが、デメリットとして、見た目がいかにも模型っぽく見えてしまいます

そこで最近では、よりリアルに近いカプラーを各メーカーで独自に設計していますので、その点でも異なるメーカーを接続するのはあまりおすすめしません。

左がアーノルドカプラー、右がTOMIXの独自設計のカプラー、この2つでは接続できない

モーター車と非モーター車

Nゲージの車両は大きく分けて、モーター車と非モーター車の2種類があり、当然モーター車の方が高くなります。

レールの上を走らせようと思うなら、当たり前ですが、モーター車が必ず1両必要になります。

通常は、1編成にモーター車が1両あれば十分です。

レール

安く抑えたいなら中古品でもOK

車両と違って、基本的に壊れるものではないので、安く抑えたいならヤフオクやメルカリで中古品を購入するのもアリです。

ジョイント部分が少しゆるんでいることがあるかもしれませんので、そこは注意しましょう。

Nゲージでは、レールに流した電気を、車輪を通してモーターを動かすことで走らせます。

そのため、中古品だとレールの表面に汚れが付いていたりして、電気が流れにくくなっている場合があるかもしれません。

そのような場合は、主なメーカーからレールクリーナーが販売されているので、それと綿棒を使ってレールを磨いてやればOKです。

異なるメーカーはつなげられない

車両の場合と違って、異なるメーカーのレール基本的につなげることはできません

TOMIXならTOMIX、KATOならKATOのレールで統一することになります。

TOMIXもKATOも日本を代表する鉄道模型メーカーなので、どちらを選んでも失敗することはありません

下の写真のように床の幅が異なったり、複線にした場合の間隔が異なりますが、大きな問題になることはないでしょう。

TOMIXの直線レール
KATOの直線レール
TOMIXのレールの互換性について

TOMIXのレールですが、過去からさかのぼって3種類の色と形状が存在します。

  1. 床が茶色(前期型)
  2. 床が茶色(後期型)
  3. 床が灰色(現在の設計、ファイントラックと呼ばれている)

もし床が茶色の中古品を買うとき、現在の灰色のレールと接続できるのは2の後期型のみとなります。(茶色と灰色を接続すると見た目が少し変なので、あまりないかと思いますが)

前期型と後期型の見分け方ですが、下の写真のように接続部の先端の形状が丸のものは前期型台形の場合は後期型となります。

床が茶色どうしであれば、前期と後期に関わらず接続することは可能です。

TOMIXのレールの違い

コントローラー

安く抑えたいなら中古品でもOK

コントローラーもめったに壊れるものではないので、中古品の購入も選択肢に入ります。

最近のコントローラーは以前よりも多機能になっており、例えば常点灯機能といって、停車中でもライトだけ光らせることができます。(列車もその機能に対応させる必要がありますが)

一方、単純に列車を走らせたいだけであれば、数十年前のコントローラーでも問題ありません

例えば、TOMIXの5001ニューパワーユニットは、発売から30年以上経過してます。

それでも、走らせるだけであればまだまだ現役で使えますし、フィーダーとあわせて中古で1,500円以下と格安で入手することが可能です。

一方デメリットとしては、5001ニューパワーユニットのような古い型番では、現在のファイントラックというレールシステムには対応していないので、その点は注意してください。

TOMIXの5001ニューパワーユニット 走らせるだけならこれでもOK

レールと同じメーカーを選ぶ

基本的にはレールと同じメーカーを選ぶことになります。

コントローラーとレールを接続するケーブル(フィーダー)がメーカーによって異なるためです。

TOMIXの場合、DCフィーダーと呼ばれており、着脱式で各レールの中央にフィーダーを挿す箇所があります。

一方、KATOの場合は、フィーダーが固定されたレールがあり、それをレイアウトのどこかにつなげることになります。

フィーダーをどのレールにも挿せるという自由度においては、TOMIXの方が少し分がありそうです。

TOMIXはレールとフィーダーが着脱式
KATOはフィーダーが線路に固定

下の写真は単線の楕円形のレイアウトで、すべて中古品で制作したものです。

レールとコントローラー合わせて3千円前後でそろえることができます。

大きさは長さが72cm、幅が56cmとなりますが、6両編成を走らせることぐらいは十分可能です。

レールとコントローラーはTOMIXの旧製品、ストレートレール4本とカーブレール8本の組み合わせ

鉄道模型(Nゲージ)の魅力

Nゲージの楽しみ方は人それぞれですが、あらためて大人になってから始める魅力を2つほど挙げてみます。

☆ おとなにとってのNゲージの魅力

  1. 現在では走ってない列車をよみがえらせることができる!
  2. 現実では手が届かない列車を走らせたり手に取ることができる!

もう少し具体的に紹介していきましょう。

現在では走ってない列車をよみがえらせる

富士などに連結していたB寝台ソロ、今でこそ個室は当たり前ですが当時はまだ珍しい車両でした

40代ぐらいのあなたがが子供の頃は、寝台列車、いわゆるブルートレインが日本中を毎日のように走っていたかと思います。

ところが残念ながら、現在では定期運行している寝台列車はサンライズ出雲と瀬戸しか残っていません。(それも、サンライズ出雲と瀬戸は青い客車のブルートレインではありません。)

そんな現在では絶滅してしまったブルートレインですが、Nゲージの世界では各メーカーから、今なお車両が販売されています。

ブルートレインの他にも、現在ではほとんど見かけることが無くなった国鉄時代の特急や通勤電車も手に入れられます。

そのような、自分の思い出に残っているの列車を目の前で走らせることができるのが、Nゲージの魅力のひとつです。

現実では手が届かない列車を走らせたり手に取る

北斗星の食堂車とA寝台個室の車両(TOMIX製)

定期運行の寝台列車が消滅してしまった一方で、ここ数年、不定期で走る豪華列車がJR各社からデビューしています。

一度は乗ってみたいと思う一方、現実にはチケットが高額でなかなか入手できないですし、そもそも仕事があるので、豪華列車で旅する時間なんてないという人がほとんどかもしれません。

そんなふだんは乗れないような列車も、Nゲージでなら10万円も20万円も払わなくても手に入れることができます。

もしスペースが無くて走らせられなくても、パッケージから出して車両を眺めるだけでもいいものです。

自分の好きな時間に車両を手に取りながら、いつか実際にそのような列車に乗れる日を想像するだけでも楽しいのではないでしょうか。

走らせるだけがNゲージではありません。

ここではNゲージの魅力を2つ紹介しましたが、他にも人それぞれの魅力があるはずですよ。

Nゲージを始めたてのころの楽しみ方

本格的なレイアウトを作製するのもひとつの夢ですが、一般的な家に住んでいると、スペース的になかなか難しいかと思います。

そこで、これからNゲージを始めるあなたに、楽しみ方を3つ紹介します。

車両を眺める

車両を手に取ったりレールに乗せて眺めるだけでもいいでしょう。

また、オプションで社内を点灯させるパーツもありますので、電気を流して夜行列車の雰囲気を味わうのもひとつです。

スーパービュー踊り子(KATO製)
ライトアップするとより寝台車らしくなります

自宅にレールを敷いて走らせる(主に短編成)

室内レイアウトで6両編成のスーパービュー踊り子を走らせた例

日本の場合は部屋が狭いので、自宅で大きなレイアウトを設置するのはなかなか難しいでしょう。

ただ、短い編成であれば、その場限りでレールをつなげて走らせることは可能です。

遊び終わったら、箱に収納して元通りに戻すことができます。

レンタルレイアウトで走らせる(主に長編成)

鉄道模型を始めてから少し時間がたち、新幹線や寝台列車などの長編成のセットを手に入れるかもしれません。

そうすると、自宅の簡易レイアウトではレールが短いため、そのような長編成の列車を走らせるには物足りなくなってしまいます。

鉄道模型を扱っているお店では大きなレイアウトを用意しているところがあり、時間単位で列車を走らせてもらえることができます

自分の車両を持ち込むこともできますし、お店で用意している列車を借りることも可能です。

レンタルレイアウトを扱っている鉄道模型店のひとつがポポンテッタです。

ポポンテッタは全国に店舗がありますので、もしかしたら近所にお店があるかもしれません。

鉄道模型の店 ポポンテッタのホームページ(外部サイト)

Nゲージの始め方と魅力についてのまとめ

最後に、Nゲージを安く始めるためのポイントについて改めてまとめます。

  1. 車両: 初心者はアマゾンで新品の購入がおすすめ、中古品は模型専門店で。
  2. レール中古品でもOK、ただしメーカーは統一。
  3. コントローラー中古品でもOK、レールと同じメーカーを購入

Nゲージの魅力は人それぞれです。

眺めるだけでもいいですし、自宅やレンタルレイアウトで走らせたり、将来的には自分だけのレイアウトを制作することもできます。

確かにお金がかかる趣味ではありますが、末永く楽しめるので、鉄道が好きであれば一度足を踏み入れてみるのはいかがでしょうか。

自由コメント欄

  1. ユッキーナ より:

    自分で修理出来るなら中古もアリです。SVO10両とリゾートしらかみ橅が動力不調で3300円だったので買ってしまいました。よく見たらシャフトが外れてただけでした。
    SVOは旧式の動力車を転用し、室内灯入れ替えただけです。
    グリーン車も白色灯だったのでこちらは電球タイプの旧式から転用交換しました。