筑波山の魅力
筑波山の魅力はいくつもありますが、わたしが考える登山に関するおすすめポイントはこの4つです。
- 都心からアクセスしやすい。
- 標高が低く初心者でも登れる。
- それでいて百名山にも選ばれている。
- 疲れたら帰りはケーブルカーでも下りられる。
また、登山以外に関しても、
- パワースポットめぐりができる。
- 御朱印が手に入る。
といった魅力もありますので、ここの記事でもあとで紹介したいと思います。
筑波山登山のモデルコースの紹介
ここでは2つのモデルコースを紹介します。
- 白雲橋コースを登り、御幸ヶ原コースを下るコース
- おたつ石コースを登り、御幸ヶ原コースを下るコース
この2つのモデルコースに共通するおすすめポイントは、
- 女体山から男体山にかけてのパワースポットを巡れる。
- 登りで疲れたら、下りはケーブルカーも選ぶことができる。
ということです。
次に、それぞれのコースについてもう少し説明します。
1.白雲橋コースを登り、御幸ヶ原コースを下るコース
![白雲橋コースを登り御幸ヶ原コースを下るコース](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2022/03/172006c97b2a148a26107e29157cea0b.jpg)
![](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2022/03/009d7446257a9845891e53e3df4068c3.jpg)
標準コースタイムについては、ヤマケイオンラインのウェブサイトを参考にしています。
2.おたつ石コースを登り、御幸ヶ原コースを下るコース
![おたつ石コースを登り御幸ヶ原コースを下るコース](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2022/03/774be2b5731e819fc91011720737220c.jpg)
![](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2022/03/5a9fe9a051be0de7052d83394ef24d63.jpg)
東京方面から筑波山へのアクセス方法
電車を利用する場合
秋葉原駅 ⇒ 🚊つくばエクスプレス(45分/1,210円) ⇒ つくば駅・つくばセンターバス停 ⇒ 🚌筑波山シャトル(36分/740円) ⇒ 筑波山神社入り口バス停 740円 ⇒(14分/つくばから900円)⇒ つつじが丘バス停
秋葉原駅からの片道運賃(現金の場合):筑波山神社 1,950円、つつじが丘 2,110円
電車を利用する場合は、秋葉原駅でつくばエクスプレスに乗り、つくば駅で下車します。
そのあと、つくばセンターバス停で筑波山シャトルバスに乗り、筑波山入り口かつつじが丘のバス停で下車します。
高速バスを利用する場合
東京駅 ⇒ 🚌JRバス/関東鉄道(65分/1,200円) ⇒ つくばセンターバス停 ⇒ 🚌筑波山シャトル(36分/740円) ⇒ 筑波山神社入り口バス停 ⇒(14分/つくばから900円)⇒ つつじが丘バス停
東京駅からの片道運賃(現金の場合):筑波山神社 1,940円、つつじが丘 2,100円
高速バスを利用する場合は、東京駅で高速バス乗り、つくばセンターバス停で下車します。
そのあと、つくばセンターバス停で筑波山シャトルバスに乗り、筑波山入り口かつつじが丘のバス停で下車します。
車を利用する場合
常磐自動車道を土浦機ICで下り、一般道を北上して筑波山神社入口かつつじが丘まで向かいます。
筑波山神社とつつじが丘周辺の駐車場の情報については、下のリンクを参考にしてください。
筑波山神社のすぐ近くの駐車場は満杯になりやすいですが、5分ほど離れたところにもいくつか駐車場がありますので、停められなくなる心配はまずないでしょう。
▼筑波山の駐車場情報はこちら
【2021年版】 筑波山駐車場完全ガイド!気になる料金、無料駐車場もご紹介! | 筑波山 Mount Tsukuba (mount-tsukuba.com)
筑波山の気温と登山のための服装
![筑波山の気温](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2022/03/bc0783b11ef9a6cda233a092c9df8252.jpg)
春と秋は長袖を基本にして、気温が低い場合に備えてアウターを準備しましょう。
夏は半袖でもOKですが、念のため1枚羽織れるものを持って行った方が良さそうです。
冬は頂上では平均気温が0度を下回ることもあり、風が強い時は非常に寒くなります。
しっかりと防風・防寒のできるアウターと手袋は必須です。
地面が霜で覆われることはありますが、前日に雪でも降らない限りは軽アイゼンが必要になることはほとんど無いでしょう。
白雲橋コースの紹介(登り)
筑波山神社の境内の右側(東側)の階段を下りて小道を進むと、「女体山頂 つつじが丘」と書かれた案内板が見えてきます。
その方向に道なりに進むと小さな鳥居が見えてきますので、そこが白雲橋コースの登山口です。
![白雲橋コースの登山口](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7390_1.jpg)
![白雲橋コースの登山口](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7391_1.jpg)
登山道は比較的整備されており、勾配もそれほど急ではありません。
途中で白雲橋コース(女体山山頂方面)と迎場コース(つつじが丘方面)に分かれる分岐がありますので、左側の白雲橋コースの方へと進みます。
登山口からは林の中を歩きますが、弁天茶屋跡に着くと南側の景色を眺めることができます。
登山口から弁慶茶屋跡までは、通常のコースタイムであれば1時間半ほどで到着するでしょう。
![白雲橋コース(左)と迎場コース(右)の分岐](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7401_1.jpg)
![弁天茶屋からの眺望](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7426_1.jpg)
![大きな切り株に年代が記載されてます(天明の飢饉って何年??)](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7429_1.jpg)
奇岩とパワースポットめぐり(弁慶茶屋跡~御幸ヶ原)
弁慶茶屋跡でひと休みしてから、女体山山頂の方に向かいましょう。
白雲橋コースも比較的人が多いのですが、弁慶茶屋跡でおたつ石コースから登ってきた人と合流するので、さらに人が増えます。
筑波山の特徴の一つが、ふだん目にすることができない巨岩・怪石や、それらをもとにしたパワースポットです。
ここではその中のいくつかを紹介していきます。
女体山までの途中、弁慶七戻りや、大仏岩、出船入船といった奇岩が有るので、比較的楽しみながら歩くことができます。
弁慶七戻り(べんけいななもどり)
神々の世界と現世を分けてきた場所とされてきた石門です。
頭上の石が今にも落ちてきそうで、弁慶が七戻りしたということでこの名がつけられています。
![弁慶七戻り](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/31763640f0958b99f0486b54f031b01e.jpg)
大仏岩(だいぶついわ)
大仏のように見える巨岩で、女体山の近くで見ることができます。
![大仏岩(そう言われると、そう見えてきます)](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7466_1.jpg)
また、途中にガマ石やセキレイ石といった奇岩も有ります。
ガマ石(がまいし)
女体山から御幸ヶ原に向かう途中にあります。
大きなガマが口を開けているように見える怪石で、口の中に石を投げ入れるとお金持ちになると言われている、金運・出世のパワースポットとされてます。
![ガマ石(お金を投げて口に入ればいいことがある?らしい)](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7481_1.jpg)
女体山と男体山の山頂からの眺め
山頂からの眺めは女体山の方に軍配が上がります。
周囲にさえぎるものがないので、晴れていれば関東平野を一望することができます。
一方、男体山の方は山頂の周りが少し木が立っているため、女体山ほどの眺めはありません。
ただ、木の間からも景色は眺めることはできます。
![女体山山頂からの眺望](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/e0dca5bba6ade15392fe286339ba1fe8.jpg)
![男体山山頂から、遠くに富士山も見えました。](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7535_1.jpg)
御幸ヶ原コースの紹介(下り)
御幸ヶ原から下ると、すぐに林の中を進むことになります。
下りはケーブルカーを利用する方が多いせいか、人影はまばらです。
白雲橋コースと同様、御幸ヶ原コースも勾配はそれほど急ではありません。
御幸ヶ原コースの魅力の一つは、途中に男女川の水源地があることです。
男女川は百人一首のひとつにも詠まれています。
陽成院(13番) 『後撰集』
筑波峰の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
![男女川の水源地](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7509_1.jpg)
![途中、タイミングが良ければ、ケーブルカーのすれ違いを見れます。](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7514.jpg)
![御幸ヶ原コース下山口](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7522.jpg)
下山後の温泉はつくばの湯へ
![筑波温泉 つくばの湯](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7532_1.jpg)
温泉は車で東に3分ほどのところに、つくばの湯という日帰り温泉があるので、そこに行くことに。
建物の右手に、下に降りていく道が有るので、そこを降りてすぐのところに駐車場が有ります。
スーパー銭湯のような広さはありませんが、湯加減はちょうどよい感じ。
山を下りてすぐに温泉に浸かるのであれば、ここで良さそうです。
- 大人: 平日 1,100円、土日祝日 1,300円
- 子供: 平日 800円、土日祝日 1,000円
- 幼児: 平日 500円、土日祝日 500円
シングルバーナーが使えるバーナーアエリア
筑波山は山全体が火気厳禁なので、シングルバーナー等は基本的に使用禁止です。
その代わり、御幸ヶ原の一角にバーナーエリアというエリアが有り、ここだけはシングルバーナー程度の火器を使用することができます。
だいたい5m × 30mぐらいの比較的小さめのエリアで、ベンチやテーブルもその中には有りませんので、ご注意ください。
![バーナーエリアの場所(御幸ヶ原の一角に設けられてます)](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/ce3927a28f0ee43cf8e56b265dde94e7-1024x768.png)
![注意書き(あまり派手な使い方はできないです)](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7488_1.jpg)
![SOTO ST-310ととモンベルのケトル(0.9L)でお湯を沸かす](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7490_1.jpg)
筑波山関連の御朱印
![男体山、女体山、筑波山神社の御朱印](https://otousan-blog.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_7555_1.jpg)
筑波山神社以外にも、男体山、女体山等、筑波山周辺の各所の御朱印が有ります。
女体山は山頂でも頂くことができますが、男体山は筑波山神社でしか頂くことができませんのでご注意ください。(御朱印代 500円)
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