初めて水耕栽培にチャレンジしてみるけど、液体肥料はどうやって使ったらいいの? 基本的な使い方を知りたいです。
ここでは、このような要望に対して要点をわかりやすく説明していきます。
水耕栽培で微粉ハイポネックスは広く使用されており、実際にわたしもハイポネックスを使って水耕栽培をしています。
微粉ハイポネックスの基本的な使い方について紹介してますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜ液体肥料(液肥)が必要?
人間の子どもの成長に栄養が必要なように、植物の成長にも栄養(肥料)が必要です。
人間の場合は三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)が必要ですが、植物の場合は「肥料の三要素」があります。
肥料の三要素とは、チッソ、リン酸、カリです。
基本的に植物はタネから芽が出ますが、この段階ではタネに含まれる栄養で発芽します。
その後、子葉が出て葉っぱで光合成をして成長します。
そのときに根っこから吸収した養分、つまり肥料の三要素が必要となります。
微粉ハイポネックスとは?
もともとはアメリカで開発された肥料です。
粉末タイプなので、水に溶かしてから使います。
ハイポネックスには、上記の肥料の三要素であるチッソ、リン酸、カリの他、植物の成長に必要な成分がバランスよく含まれています。
そのため、水耕栽培だけでなく、プランター栽培など、幅広い用途で使われています。
微粉ハイポネックスの液体肥料の作り方
水に微粉ハイポネックスを溶かしてうすめますが、溶かす割合が決まっています。
水耕栽培の場合、1000倍にうすめるように推奨されています。
1000倍ということは、水1L(リットル)に対して、微粉ハイポネックス1g(グラム)です。
例えば、2Lのペットボトルに液体肥料を作る場合、水2Lに微粉ハイポネックス2gを溶かします。
500g入りのパッケージの場合、計量スプーンが付属しています。
大きい方が2g、小さい方が1gなので、ここでは大きい方を使用して微粉ハイポネックスを水に溶かします。
ただし、100gパッケージの場合、5gごとにパッケージされており、計量スプーンが付いていません。
正しく測りたい場合は、家にあるふつうの小さじを使うとよいでしょう。
小さじ1杯分が1gなので、小さじ2杯分が目安となります。
それを2Lのペットボトルの水に入れたあと、フタをしてペットボトルを振って溶かします。
実際の水耕栽培での液体肥料の使い方
1000倍にうすめた液体肥料を、水耕栽培の容器に入れるだけです。
さらに水でうすめる必要はありません。
タネをまいた段階では、ふつうの水道水でも問題ありません。
最初はタネに含まれている栄養分で発芽するためです。
その後、子葉(双葉)が開きはじめ、太陽の下で光合成をはじめるようになったタイミングで、液体肥料に交換しましょう。
注意点としては、液体肥料を容器が満杯になるまで入れ過ぎないことです。
根っこが全て液体肥料に浸かってしまうと、根っこが呼吸できなくなり枯れてしまいます。
根っこの上側が空気に触れるぐらいを目安にしましょう。
微粉ハイポネックスの入手方法
楽天やアマゾンなどのネット通販で購入可能ですし、近所にホームセンターが有れば園芸コーナーでも取り扱っていることが多いです。
スティックタイプの100g入りや500gのほか、1.5kgや5kg入りもありますが、初めての場合は100gか500gで十分でしょう。
使い方は非常に簡単、誰にでも使えますので、これを機に水耕栽培を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、ハイポネックスのほかにも、協栄産業のハイポニカも水耕栽培でよく使用されています。
ハイポニカの使い方も別の記事で紹介してますので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
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