初めて御岳山に登るけど、御岳山へのアクセス方法と登山コースについて教えてほしい!
この記事では、このような要望にこたえるため、以下の内容で御岳山について紹介します。
✓この記事の内容
- 御岳山までのアクセス方法
- 御岳山の登山コースの紹介
- 登山後の温泉の紹介
✓御岳山のおすすめポイント
- 都心から近いわりに、緑豊かな自然を満喫できる。
- これから登山を始める人や家族連れで、ハイキング気分で山歩きを楽しめる。
- 山歩き以外にも、神社にお参りしたり温泉に入ったりといった楽しみがある。
御岳山は奥多摩に位置し、東京都内にもかかわらず自然が多く残っているため、日帰り登山で人気のスポットです。
まだ行ったことのない人は、この記事を読めば、御岳山登山のポイントがわかりますよ。
御岳山までのアクセス
登山初心者であれば、ケーブルカーで山頂付近まで上がるのがおすすめです。
ケーブルカーのふもとの駅が滝本駅、上がったところが御岳山駅です。
そこでまずは、東京方面から滝本駅を目指します。
ケーブルカー滝本駅までのアクセス
公共交通機関を利用する場合
電車とバスを乗り継いでいきます。
- JR新宿駅 ⇒ JR中央線🚆 ⇒ JR立川駅 ⇒ JR青梅線🚆 ⇒ JR御嶽駅
- 御岳駅 ⇒ 西東京バス🚌 ⇒ ケーブル下 ⇒(徒歩)⇒ 滝本駅
例えば、休日の早朝にJR新宿駅を出発する場合、7:45ぐらいに滝本駅に到着することができます。
- JR新宿駅 5:31発 快速高尾行き ⇒(JR中央線)⇒ JR立川駅 6:05着
- JR立川駅 6:08発 奥多摩行き ⇒(JR青梅線)⇒ JR御嶽駅 7:11着
- 御岳駅 7:30発 ケーブル下行き ⇒(西東京バス)⇒ ケーブル下 7:40着
- ケーブル下 7:40発 ⇒(徒歩)⇒ 滝本駅 7:45着
車を利用する場合
首都高速4号線 ⇒ 中央自動車道 ⇒ 八王子JCT ⇒ 圏央道 ⇒ 日の出IC ⇒ 御岳滝本駅駐車場
連休初日の中央自動車道の下りは比較的混みやすいので、早めに出発する方がよいでしょう。
ケーブルカーの滝本駅前に比較的大きな駐車場が有ります。(1,500円)
今回はゴールデンウィーク初日の4月29日でしたが、朝7:40では駐車場は意外とガラガラの状態でした。
ここが満車の場合、坂を下ったところに私営の駐車場がいくつかあります。
ただ、駐車場から滝本駅まで急な坂を上ることになるため、行楽シーズンは早めに駐車場を確保することをおすすめします。
ケーブルカーで滝本駅から御岳山駅へ
武蔵御嶽神社のある御岳山駅まで、ケーブルカーで一気に上ることができ、5分ほどで到着します。
ペット同伴の乗客のため、ペット専用座席も用意されています。
始発は7:30発、往復運賃で大人1,130円(小児570円)です。
Suica/Pasmoできっぷを買わずに乗車できますが、きっぷを買わないと往復割引は使えません。
券売機でもSuica/Pasmoが使えますので、少しでも割安で乗りたい人は、券売機で往復割引きっぷを買うのがよいでしょう。
御岳山の登山コースの紹介
私が訪れたこの日は2022年4月29日のゴールデンウィーク初日。
メンバーは小学生の娘2人を含む家族4人です。
私たちが歩いたのは一般的なコースで、御岳山駅から七代の滝とロックガーデンを経由して戻ってくる周回コースです。
✓御岳山登山コース
①御岳山駅(8:15出発) ⇒ ②武蔵御嶽神社(御岳山山頂) ⇒ ③七代の滝 ⇒ ④天狗岩 ⇒ ⑤ロックガーデン(昼食休憩) ⇒ ⑥綾広の滝 ⇒ ⑦長尾平展望台 ⇒ ①御岳山駅(12:15到着)
合計コースタイム 4時間00分
アップダウンがそれほどなく、道も歩きやすいので、どちらかというとハイキングに近いコースです。
これから登山を始める人が最初に山歩きの雰囲気を味わうにはおすすめのコースですね。
また、小学校低学年の子でも歩けるコースなので、まだ子供が小さい家族連れにも最適です。
①御岳山駅~②武蔵御嶽神社
御岳山駅を降りて右手に広場(御岳平)があり、下界の眺望を堪能できます。
また、駅前からリフトに乗って、さらに上の高台に上がれます。
左手が御岳山山頂にある武蔵御嶽神社の参道への入り口で、登山のスタート地点となりす。
最初は集落の中を進みますが、途中はかなり急な坂です。
集落の中に、食事処やおみやげ屋さんが何軒かあるので、帰りに立ち寄ってみるのもよいでしょう。
滝本駅から20分ほど歩くと大きな鳥居が現れ、随身門と呼ばれる建物をくぐります。
ここからさらに階段を上がっていくと、武蔵御嶽神社の境内に入れます。
すでにこのあたりが御岳山の山頂となります。
すでに4月末でしたが、標高が929mと高いせいか、境内に入って右手にある桜がちょうど見ごろを迎えていました。
立派な狛犬がお迎えしてくれますが、この「おいぬ様」はニホンオオカミとのことです。
詳しい由来は、武蔵御嶽神社の公式ホームページに紹介されてますので、そちらを参照してください。
愛犬祈願のために、犬のペットを連れた参拝者を多く見かけます。
ふつうの神社と同様、境内の社務所では、お守りやおみくじ等もあります。
また、参拝後に500円を納めれば、御朱印も頂けます。
③七代の滝
神社へと上った階段を、今度は逆に引き返して下っていきます。
途中でロックガーデン(岩石園)への分岐があるので、そこを右手に進んでロックガーデン方面へ進みます。
(下る途中でこの分岐の手前にも、標識のない小道が右手にあるので、そこを進んでもOKです。)
分岐を進むと、七代の滝へと進む分岐があるので、左手の道へ入っていきます。
標識の右手方向に「ロックガーデン」と書かれてありますが、こちらに進むと反対周りになってしまうので注意しましょう。
ここからは少し登山道っぽくなり、七代の滝までひたすら下っていきます。
少なくとも、運動靴のような歩きやすい靴のほうがいいですね。
特に、雨の日は石の上が滑りやすくなるので注意が必要です。
15分ほど道を下っていくと、しだいに沢の音が大きくなり、七代の滝が現れます。
④天狗岩~⑤ロックガーデン(岩石園)
七代の滝からは鉄の階段を登っていきます。
手すりがしっかりついているので、特に危険なことはありません。
足元に注意しながら、一段一段と上がっていきましょう。
10分ほど上ると天狗岩が見えてきます。
その名の通り、岩の上に天狗の像があるので、そこまで岩を登って間近で見れます。
鎖場となっており、初心者には少し危険な箇所なので、自信の無い方は遠くから眺めるだけにしましょう。
天狗岩を過ぎると、しばらく沢沿いの道を歩きます。
ところどころ、大きな石が置かれた渡り石の上を歩いて沢を渡ります。
標識がありませんでしたが、このあたり一帯がロックガーデンと呼ばれているようです。
ゴールデンウィークのこの時期は、新緑の淡い緑色がとてもきれいでした。
4月後半から5月初頭の時期を過ぎると緑色が深くなってしまうため、この時期でしか見れません。
また、岩肌にも一面が緑色の苔で覆われており、木々の新緑と合わさって、足元から頭上まで鮮やかな緑色で囲まれます。
しばらく沢沿いの道を歩くと、右手に休憩所(トイレあり)が見えてきます。
テーブルがいくつかあるので、私たちはここで早めの昼食としました。
最近愛用しているSOTO ST-310でお湯を沸かして、カップラーメンを作ります。
ST-310は収納がコンパクトなので、このような日帰り登山でも重宝します。
▼参考記事
→ 【SOTO ST-310】失敗しないアイテム5選|風防、ゴムなど
⑥綾広の滝~⑦長尾平展望台~①御岳山駅
ロックガーデンからさらに上流に進むと綾広の滝が現れます。
武蔵御嶽神社のみそぎの行事に使われ、宿坊のプランに申し込めば、この滝に打たれることもできるようです。
綾広の滝を過ぎたところで、大岳山と御岳山へ進む分岐があるので、右手の御岳山の方へと引き換えしていきます。
大岳山方面へ向かうルートは途中岩場があり、山歩きに慣れてない人や小さい子供には少し危険なので、まだ慣れていない人は御岳山へ戻りましょう。
ここからは歩きやすい平坦な道となります。
奥の院への分岐ではトイレもあります。(ロックガーデンの休憩所にあるトイレよりも、こちらの方がきれいなようです。)
さらに進むと、長尾平展望台への分岐があります。
展望台へは片道5分ほどで、途中にテーブルもあるので、晴れていればこのあたりで昼食をとるのもよいでしょう。
あいにくこの日は雨でしたが、晴れていれば眺めが良いようです。
長尾平への分岐あたりから御岳山駅までは、往路の道を引き返すことになります。
登山後の温泉
奥多摩温泉 もえぎの湯
滝本駐車場から、車で国道411号線を20分ほど西に進んだところにあります。
トンネルを出たところで斜め後ろに左折する道があり、その道のつきあたりにもえぎの湯があります。
男湯と女湯でそれぞれ湯舟は内風呂と露天風呂が各1つずつ、湯加減は熱過ぎずぬる過ぎのちょうどよい感じです。
食事処もありますので、お風呂あがりにゆっくりくつろげます。
芸能人もよく来るようで、テレビ東京の「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」の番組シールも飾ってありました。
つるつる温泉
今回は利用しませんでしたが、つるつる温泉も内風呂と露天風呂のほか、お食事処や個室もあるので、登山後にゆっくり過ごすには良さそうなところです。
御岳山の登山コースのまとめ
最後に御岳山のおすすめポイントをまとめます。
- 都心から近いわりに、緑豊かな自然を満喫できる。
- これから登山を始める人や家族連れで、ハイキング気分で山歩きを楽しめる。
- 山歩き以外にも、神社にお参りしたり温泉に入ったりといった楽しみがある。
都心から日帰りで行けますので、ぜひ一度訪れてみてください。
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