リーフレタスの水耕栽培なんて今までしたことないけど、どんな道具をそろえてどうやって育てたらいいの? 栽培に必要なものと栽培のコツを知りたい!
本記事では、こんな悩みを解決していきます。
私も以前は園芸とかはまったくのシロウトでしたが、ここで紹介する方法でリーフレタスやサラダ水菜を水耕栽培しています。
栽培は意外と簡単なので、最後まで読んでみてください。
リーフレタスの水耕栽培のおすすめポイント
リーフレタスのタネまきの時期
基本的には春まきか秋まきのどちらかです。
リーフレタスは冷涼な環境を好みますので、高温多湿の夏の時期は栽培に適しません。
どちらかというと、虫の害の少ない秋まきの方がおすすめです。
冬でも育たないことは無いですが、10度以下になると成長のスピードが遅くなります。
栽培地域 | 春まき | 秋まき |
---|---|---|
北海道 | 4月下旬~6月下旬 | 7月下旬~8月上旬 |
東北地方 | 4月上旬~6月下旬 | 7月下旬~8月上旬 |
関東から北九州 | 3月下旬~6月下旬 | 8月中旬~11月上旬 |
本州南部、四国、南九州 | 3月中旬~6月下旬 | 9月上旬~11月上旬 |
リーフレタスの水耕栽培のために必要なもの
初めて水耕栽培を始める場合はイチから準備する必要が有りますが、どれも簡単に手に入る材料です。
スポンジを使って栽培する方法も有りますが、ここではハイドロボールを使って育てる方法を紹介します。
リーフレタスのタネ
近所のスーパー等でも扱ってますし、インターネットからも購入可能です。
私が購入したものは、緑色のグリーンリーフと紫色のサニーレタスのタネが混ざったガーデンレタスミックスというものです。
異なる種類が混ざった方が見た目にも楽しいです。
ハイドロボール
土の代わりになるもので、ハイドロボールが水をたくわえ、またリーフレタスの根っこがハイドロボールの間の隙間に伸びていきます。
インターネットでも購入できますが、ダイソーでも100円で購入できます。
サイズはいくつかありますが、小粒の方がいいと思います。
ちなみに、栽培が終わったらハイドロボールは再利用可能です。
水切りザルとボウル
ハイドロボールを入れるためのザルと、水をたくわえるためのボウルです。
基本的に何でもいいのですが、セリアで見つけた四角い形状のものは栽培面積が広くなり、ボウルを複数横に並べた時にすき間が無くなるので、このような形状の方がおすすめです。
液体肥料
いくつか種類が有りますが、ハイポニカの液体肥料が比較的広く使用されているもののひとつです。
水(水道水でOK)で薄めて使用しますが、希釈率は説明書に記載されていますので、それに従って使用してください。
ハイポニカ液体肥料の使い方は下の別記事にも記載してますので、こちらも参考にしてください。
▼おすすめ記事
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リーフレタスのタネまきから収穫まで
リーフレタスのタネまきから収穫まで、大きく5段階にわけました。
各段階でのコツと注意点を次に紹介します。
タネまき
ハイドロボールを水切りザルの深さの7~8割程度まで入れます。
そして、表面にリーフレタスのタネをまきます。(袋から振りかけるイメージ)
あとで小さい芽は間引きしますので、少し多めにまくぐらいでちょうどいいです。
発芽後に再配置するため、この時のタネの場所は適当で構いません。
最後にザルをボウルに入れて水を入れて室内で放置し、発芽するのを待ちます。
このとき、ハイドロボールの表面がつかるぐらいまで水を入れてください。
タネが水分を吸わないと発芽しないためです。
このときの水は普通の水道水のみでOK、液体肥料は必要ありません。
水が蒸発したら、適度に水を追加してください。
発芽後から日光に当てる
タネまき後、3日後ぐらいで発芽します。
発芽したらなるべく早めに日の当たる外に出します。
理由は徒長を防ぐためです。
徒長とは日光を求めて上へ上へとほそい茎だけがヒョロヒョロと伸びてしまう現象です。
こうなるとその後はうまく育てるのが難しくなります。
間引きと再配置
種まきから約1週間後に子葉(双葉)が開き始めます。
適当にタネをまいたので、芽が密集しているところが有ります。
適度に芽と芽の間隔があくように、小さめの芽は間引く、つまり捨ててしまいます。(何となくもったいないですが。)
この段階で芽の大きさに差が出てきますので、できるだけ大きい芽を残し小さめの芽は間引くようにしましょう。
また、間引いた芽がもったいなければ、スカスカのところに植えてあげたりして再配置をします。(再配置の自信のない場合は間引きだけでもOKです。)
子葉が開き始める時期になると、根っこはすでに3~4cmぐらいにまで伸びています。
再配置する際は無理に引っ張って根っこを切らないように注意しましょう。
再び植えるときは、ハイドロボールに指でできるだけ深く穴をあけてから、そこに根っこを埋めていきます。
芽と芽の間隔はだいたい4~5cmぐらい空けておけばいいですが、それ以下の2~3cmでも問題なく成長するので、あまり神経質になる必要はありません。
液体肥料をやる
間引きと再配置が終わったら、それまで使っていた水を捨てて、液体肥料入りの水に交換します。
このときの注意点としては、タネをまいたときと異なり、液体肥料入りの水を入れ過ぎないことです。
目安としては、20~30度ぐらいザルを傾けた時に、水が顔を出すぐらいがいいと思います。
ハイドロボールの表面近くにまで水を入れ過ぎると、根っこが完全に水に浸かってしまい、呼吸ができなくなります。
そうすると、根っこが茶色に変色してしまい、そのままの状態にしておくとうまく育ちません。
葉っぱが4~5cmほどの長さになると、根っこはザルからはみ出すぐらいまで伸びてますので、一杯いっぱいまで液体肥料を入れなくても大丈夫です。
毎日液体肥料の量を確認して減ってきたら追加してやります。
そのまま追加するだけだと、しだいに水が腐ってしまうので、できれば1週間おきぐらいに全交換するとよいでしょう。
冬場は気温が低く水が腐る心配はほとんどありませんが、ときどきザルを上げてボウル中の水の状態を確認するとよいでしょう。
収穫まで
液体肥料を入れる量だけ注意していれば、あとは適度に追加するだけで勝手に育ってくれます。
収穫時期が近くなると葉っぱが大きくなり枚数も増えますので、毎日液体肥料を追加することになると思います。
秋うえで一つだけ注意する点は、液体肥料を入れる時間は午前中の方が良いでしょう。
遅い時間に液体肥料をやると、夜の寒さで凍ってしまうためです。
冬場は日照時間が短く、また影ができやすいので、全体にまんべんなく日が当たるように時々ザルの方向を変えてやるとさらによいでしょう。
収穫までの時間ですが、栽培時期によって異なります。
冬場は寒く光量も低いせいか、成長に時間がかかる印象です。(特に8度以下になると成長が止まるようです。)
この時のタネまきは11月下旬と遅く、冬の間、朝晩は0度近くまで冷え込みました。
特に防寒対策はせずにそのままベランダで放置し、気長に成長を待つことにしました。
最終的に収穫したのは2月下旬なので、11月下旬に種まきをしてから収穫まで3カ月もかかりました。
リーフレタスの水耕栽培のまとめ
最後に、リーフレタスの水耕栽培の注意点をまとめましょう。
これから水耕栽培を始めようと考えている方、リーフレタスや水菜は比較的ハードルが低い野菜なので、是非一度試してみてください。
でもやっぱり、少し難しいとあなたが感じたら、手始めにかいわれ大根の栽培から始めるのはいかがでしょうか。
同じ水耕栽培ですが、こちらは水だけで栽培できるので、超初心者には最適ですよ。
水菜とかいわれ大根の水耕栽培の記事は下にリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。
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