ラディッシュの水耕栽培をやってみたいけど、どうやって育てたらいいの?
栽培に必要なものとコツを知りたい!
本記事では、こんな悩みを解決していきます。
私も以前は水耕栽培はまったくのシロウトでした。
今では、ここで紹介する方法で、ラディッシュの他にもサラダ水菜やリーフレタスも水耕栽培しています。
水耕栽培は初心者でも取り組みやすいので、最後まで読めばあなたもできるようになるはずですよ。
ラディッシュの水耕栽培のおすすめポイント
ラディッシュは「はつか大根」とも呼ばれ、その名の通り、収穫までの期間が比較的短いことが特徴です。
ラディッシュの水耕栽培をおすすめするポイントをここでは3つあげてみました。
ラディッシュのタネまきの時期
基本的には春まきか秋まきのどちらかです。
ラディッシュは冷涼な環境を好みますので、高温多湿の夏の時期は栽培に適しません。
地方にもよりますが、春まきだと4月から7月、秋まきだと9月から11月ぐらいがおすすめです。
どちらかというと、虫の害の少ない秋まきの方をおすすめします。
ラディッシュの水耕栽培のために必要なもの
初めて水耕栽培を始める場合はイチから準備する必要が有ります。
ただ、初めてだと失敗するかもしれないので、あまりお金をかけたくないですよね。
そこで、100均で手軽に入手できる材料を中心に紹介します。
ラディッシュのタネ
近所のスーパーやダイソーなどの100均でも扱ってますし、インターネットからも購入可能です。
ここでは、ダイソーで購入した「赤丸二十日大根」を使います。
2袋で110円なので、実質55円とお手頃な価格ですね。
ハイドロボール
ハイドロボールは土の代わりになるもので、水耕栽培でよく使われます。
ハイドロボールが水をたくわえ、ラディッシュの根っこがハイドロボールの間のすき間に伸びていきます。
インターネットで購入可能ですが、安く済ませたいのであればダイソーでも110円で入手できます。
サイズはいくつかありますが、小粒の方が栽培しやすいです。
ちなみに、栽培が終わったらハイドロボールは再利用可能です。
水切りザルとボウル
ハイドロボールを入れるためのザルと、水をたくわえるためのボウルです。
基本的には何でもいいのですが、セリアで売っているザルとボウルを重宝してます。
四角い形状のため、ボウルをいくつか横に並べた時にすき間が無くなるので、丸い形状よりも効率的です。
こちらも110円入手できます。
液体肥料
液体肥料はいくつか種類が有りますが、ハイポニカが比較的広く使用されているもののひとつです。
水(水道水でOK)で薄めて使用しますが、薄める割合は説明書にしたがって使用してください。
ハイポニカ液体肥料の使い方は、下の別記事でわかりやすく紹介してますので、こちらも参考にしてください。
▼おすすめ記事
\ ハイポニカ液体肥料の価格の比較はこちら! /
ラディッシュの育て方(タネまきから収穫まで)
ラディッシュのタネまきから収穫まで、大きく3段階にわけました。
各段階でのポイントを以降で解説します。
タネまきから発芽まで
タネをまく
ザルとボウルを重ね、ハイドロボールをザルの深さの7割程度まで入れます。
あとで、成長とともにハイドロボールを追加するので、あまり入れすぎないようにしましょう。
指で深さ1cmぐらいの穴をあけ、そこにタネをまきます。
今回使っているザルでは、5cmぐらいの間隔で9か所にタネをまきます。
タネをまいたら、上からハイドロボールをかぶせます。
水をいれて発芽させる
タネをまいたら、最後に水を入れます。
ハイドロボール全体が水を吸うように、まんべんなく水をかけましょう。
また、ハイドロボールの表面近くまで水を入れてください。
タネが水分を吸わないと発芽しないためです。
このときの水は普通の水道水のみでOK、液体肥料は必要ありません。
水を入れ終わったら、室内もしくはベランダに放置し、発芽するのを待ちます。(発芽までは、必ずしも日光にあてる必要はありません。)
もし発芽までに水が蒸発したら、適度に水を追加してください。
発芽したら日光に当てる
タネまき後、3日後ぐらいで発芽し始めます。
発芽したらなるべく早めに日の当たる外に出しましょう。
理由は徒長を防ぐためです。
徒長とは日光を求めて上へ上へとほそい茎だけがヒョロヒョロと伸びてしまう現象です。
こうなると、その後はうまく育てるのが難しくなります。
1回目の間引き
1つの芽を間引く
種まきから約1週間後に子葉(双葉)が開き始めます。
1か所に3個のタネをまいたので、この段階で1つの芽を間引く、つまり捨ててしまいます。(何となくもったいないですが。)
最初はどれを間引いたらいいか迷うかもしれません。
まず、なるべく小さめの芽を間引くようにしましょう。
この段階で小さい芽は、その後も大きくなる可能性が低いからです。
また、葉っぱが黄色いものや変形しているものは異常かもしれないので、それも間引いた方がよいです。
どの芽も同じような状態であれば、隣の芽との間隔を見ながら一つ選びましょう。
子葉が開き始める時期になると、根っこはすでに3~4cmぐらいにまで伸びています。
間引くときは無理に引っ張らず、残したい方の根っこを傷つけないようにしましょう。
もしからまっていたら、根元からはさみで切ってもOKです。
液体肥料に交換する
間引きが終わったら、それまで使っていた水を捨て、液体肥料入りの水に全交換します。
このときのポイントは、液体肥料入りの水を入れ過ぎないことです。
ハイドロボールの表面から3cm下ぐらいまでを目安にするといいと思います。(厳密に測る必要はありません。だいたいで大丈夫です。)
ハイドロボールの表面近くまで液体肥料を入れ過ぎた状態を続けると、根っこが呼吸できなくなります。
そうすると、根っこが茶色に変色して腐ってしまいます。
このころには、根っこはザルからはみ出すぐらいにまで伸びてるので、一杯いっぱいまで液体肥料を入れなくても枯れる心配はありません。
毎日、液体肥料の量を確認して減ってきたら追加してやります。
そのまま追加するだけでは、しだいに水が腐ってくるかもしれないので、できれば1週間おきぐらいに全交換します。
時々、ザルを上げてボウル中の液体肥料の状態を確認するとよいでしょう。
2回目の間引きから収穫まで
もう1回間引いて1本に残す
1回目の間引きからしばらくすると、子葉の間から本葉が2,3枚出てきます。
ここで、2回目の間引きを行い、残しておいた2本から1本に減らします。
1回目の間引きと同様で、なるべく小さめのものを間引くようにします。
この頃になると、完全に根っこがからまっているので、間引きする方の根元をはさみで切ってしまいましょう。
また、赤い部分がハイドロボールから出ているかもしれません。
この赤い部分がふくらんで、ラディッシュとして食べる部分になります。
赤い部分が隠れるように、ハイドロボールを適量だけ追加してあげます。
収穫までは液体肥料の量を毎日チェック
できれば毎日、液体肥料の量をチェックしましょう。
成長にしたがって、液体肥料の減る量も多くなるはずです。
減った分だけ適度に液体肥料を補充するうちに、赤い部分がだんだんと丸くなってきます。
また、赤い部分がふくらむとハイドロボールの上に出てくるので、さらにハイドロボールを追加してもいいです。
もし冬場に育てて日照時間が短ければ、全体にまんべんなく日が当たるよう、時々ザルの方向を変えてやるとさらによいでしょう。
収穫のタイミング
ラディッシュ自体が隠れているので、どのタイミングで収穫していいのか難しいかと思います。
だいたいの目安としては、タネまきから30日前後です。
欲張ってあまり大きくなるのを待ちすぎると、スがはいって味が悪くなってしまいます。
中を少しのぞいてみて、2~3cmぐらいの大きさになっていれば収穫しましょう。
ラディッシュの水耕栽培のまとめ
最後に、ラディッシュの水耕栽培のポイントをおさらいしましょう。
これからラディッシュ水耕栽培を始めようと考えている方は、ぜひ一度試してみてください。
収穫までの期間が短く、材料費も安いので、もし失敗したとしても再チャレンジしやすいですよ。
また、今回紹介した方法以外にも、ペットボトルで紅白はつか大根を栽培した記事もあります。
興味があれば、こちらも参考にしてみてください。
▼おすすめ記事
→ ペットボトルで紅白はつか大根|失敗しない育て方のコツと注意点
もしラディッシュの栽培は少し難しそうだと感じたら、手始めにかいわれ大根の栽培から始めるのはいかがでしょうか。
同じ水耕栽培ですが、こちらは水だけで10日間ほどで栽培できるので、超初心者には最適です。
かいわれ大根の水耕栽培の記事も下にリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。
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