水耕栽培を始めてみたいけど、どんなものを準備したらいいの?
初心者にも始めやすい野菜も教えてほしい!
この記事では、このような悩みを解決していきます。
私も以前は水耕栽培はまったくのシロウトでした。
今では、ラディッシュの他に、サラダ水菜やリーフレタスなども水耕栽培しています。
水耕栽培は未経験者でも始めやすいので、この記事を最後まで読んで、ぜひ一度あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
水耕栽培のおすすめポイント
✓ 水耕栽培のおすすめポイント
- 低予算で始められる
- 狭いスペースで育てられる
- 衛生的に育てられる
- 手間がかからずに育てられる
- 収穫後の楽しみがある
低予算で始められる
この記事で紹介する方法で水耕栽培をはじめる場合、イチから準備を始めるのにかかる費用は1,500円程度です。
準備する材料は野菜のタネのほかに、水、ハイドロボール、ボウルとザル、液体肥料になります。
水は水道水なのでほとんどタダですね。
ハイドロボール、ボウルとザルは、100均でそれぞれ110円で手に入れられます。
液体肥料はアマゾンや楽天等で注文する必要がありますが、初心者が始める量であれば1000円程度で購入できます。
狭いスペースで育てられる
料理で使うボウルで栽培するので、ベランダや室内といった狭いスペースで育てられます。
もしあなたが賃貸アパートに住んでいて、立派な庭つきの一戸建てに住んでいなくても、手軽に始められますよ。
衛生的に育てられる
水耕栽培では一般的な栽培用の土を使わずに、ハイドロボールやスポンジにタネをまいて育てます。
そのため、土の中に虫が繁殖する心配が無いので、衛生的に育てられます。
手間がかからずに育てられる
毎日の作業は、基本的に液体肥料の追加だけなので、3分程度で終わります。
栽培を始めたころは間引きという小さめの芽を取り除く作業や、1週間に1回程度の液体肥料の交換の手間があります。
ただ、それも頻繁に行うわけではないので、仕事や家事のちょっとした合間で育てられますね。
収穫後の楽しみがある
野菜の場合、育てる様子を観察するだけでなく、収穫後には自宅で料理して楽しめるメリットもあります。
例えば、レタスや水菜、ラディッシュを育てて収穫すれば、夕食のサラダとして食卓に並べられますよね。
水耕栽培を始めるために準備するもの
インターネットなどで水耕栽培セットが市販されていますが、少し値段が高いものが多いのではないでしょうか。
これまで全く経験がない人がいきなり購入するのは、少しためらってしまうかもしれません。
そこでここでは、100均で購入できるものを中心に紹介します。
✓ 水耕栽培を始めるために準備するもの
- 水
- 野菜のタネ
- ハイドロボール(もしくはスポンジ)
- ボウルとザル
- 液体肥料(かいわれ大根やブロッコリースプラウトの栽培では不要)
水
水はご家庭の水道水を使用して問題ありません。
むしろ、水道水は人が飲むために処理されているので、栽培中に水が腐りにくいというメリットがあります。
野菜のタネ
スーパーマーケットやダイソーで、様々な野菜のタネを手に入れられます。
もしお目当ての野菜が無ければ、アマゾンや楽天などでインターネットからも購入できます。
ハイドロボール(もしくはスポンジ)
土の代わりになるもので、ハイドロボールやスポンジにタネをまきます。
私が主に使用しているのはハイドロボールなので、ここではハイドロボールについて紹介します。
ハイドロボールが水をたくわえ、野菜の根っこがハイドロボールの間のすき間に伸びていきます。
インターネットで購入できますが、安く済ませたいのであればダイソーで110円で入手できます。
サイズはいくつかありますが、小粒の方が栽培しやすいです。
ちなみに、栽培が終わったらハイドロボールは再利用可能です。
ボウルとザル
ハイドロボールを入れるためのザルと、水をたくわえるためのボウルです。
基本的に何でもいいのですが、セリアで見つけた四角い形状のものは栽培面積が広くなり、ボウルをいくつか横に並べた時にすき間が無くなるので、このような形状の方がおすすめです。
液体肥料
人間の子どもの成長に栄養が必要なように、植物の成長にも栄養(肥料)が必要です。
(ただし、かいわれ大根やブロッコリースプラウトはタネに含まれる栄養で育つため、液体肥料は不要です)
いくつか種類が有りますが、一般的にはハイポニカ液体肥料とハイポネックスが使用されています。
水で薄めて使用しますが、希釈率は説明書に記載されていますので、それに従って使用しましょう。
ハイポニカ液体肥料とハイポネックスの使い方は別記事で詳しく紹介してますので、こちらも参考にしてください。
ちなみに、わたしはハイポニカ液体肥料の方を主に使用しています。
▼参考記事
水耕栽培のおすすめ野菜5選
これから水耕栽培を始めるにあたって、おすすめの野菜を以下の5つ、始めやすい順番に紹介しますね。
✓ おすすめ野菜5選
- かいわれ大根
- ブロッコリースプラウト
- リーフレタス
- サラダ水菜
- ラディッシュ(はつか大根)
各野菜の詳しい育て方は、別記事で詳しく、かつわかりやすく紹介しています。
それぞれの記事のリンクを貼っておきますので、よろしければそちらも参考にしてください。
かいわれ大根
✓ かいわれ大根のおすすめポイント
- 低予算で始められる(200円以下)
- 短期間で収穫できる(約10日間)
- 1年中いつでも育てられる
全く水耕栽培を経験したことがない人に、まずおすすめしたいのがかいわれ大根です。
用意する材料は、タネと水、ザルとボウル、ティッシュペーパーだけなので、100均で材料を購入すれば200円以下でそろえられます。(ハイドロボールと液体肥料は不要です。)
また、成長がはやく10日間ほどで収穫できるのもうれしいポイントです。
低予算かつ短期間で育てられるので、仮に失敗したとしてもまたすぐにやり直せるため、試しにトライしてみるにはもってこいです。
室内で育てるため、1年中いつでも始められるので、思い立ったその日に始めてみましょう。
▼参考記事
ブロッコリースプラウト
✓ ブロッコリースプラウトのおすすめポイント
- 低予算で始められる(200円以下)
- 短期間で収穫できる(約10日間)
- 1年中いつでも育てられる
ブロッコリースプラウトの育て方は、基本的にかいわれ大根と同じです。
かいわれ大根同様に、低予算かつ短期間で育てられるので、ブロッコリースプラウトから始めてみるのもいいでしょう。
リーフレタス
✓ リーフレタスのおすすめポイント
- 初心者でも比較的簡単に育てられる
- 真夏以外のいつでも育てられる
- 収穫量が多い
液体肥料を使うため、前述のかいわれ大根やブロッコリースプラウトと比べると少し難易度が上がります。
とは言っても、ポイントさえ押さえておけば、初心者でも簡単に育てられます。
収穫までの期間はだいたい2カ月前後ですが、育てる環境(日照時間、気温)にもよります。
レタスは冷涼な気候を好みますので、高温多湿の真夏の栽培には適していません。
逆に真夏の時期を避ければ、いつでも栽培できます。
かいわれ大根やブロッコリースプラウトと比べるとボリュームが大きいので、育てがいがありますね。
▼参考記事
サラダ水菜
✓ サラダ水菜のおすすめポイント
- 初心者でも比較的簡単に育てられる
- 冬でも育てられる
- 再生栽培ができる
育て方はリーフレタスと同様なので、リーフレタスの栽培に成功した人は、サラダ水菜も育てられます。
サラダ水菜は寒さに強い野菜なので、東北地方や北海道といった寒い地方でなければ、冬でも育てることができます。
サラダ水菜の特徴は再生栽培が可能なことです。
収穫する際に根元を残して葉っぱだけを収穫すれば、またしばらく育て続けると根元から新しい葉っぱが成長するので、何回も収穫できます。
▼参考記事
ラディッシュ(はつか大根)
✓ ラディッシュ(はつか大根)のおすすめポイント
- 収穫までの期間が比較的短い(30日前後)
- 収穫して他の野菜とあわせたときに赤い色が映える
はつか大根とも言われる通り、収穫までの期間が短いことが特徴です。
さすがに20日間では育ちませんが、30日前後で収穫期を迎えます。
基本的な育て方はリーフレタスやサラダ水菜と同様です。
ただし、養分が不足すると赤い部分が大きくならなかったり、表面にひび割れができたりするため、少し注意して育てる必要があります。
そのため、パッケージの写真のようにきれいな赤い丸にするためには、少しだけ難易度が高い野菜かもしれません。
ただ、きれいに育つと赤い色が映えるので、ぜひ一度、試してみたい野菜です。
▼参考記事
この記事のまとめ
最後に改めて、水耕栽培を始めるために準備するものと、おすすめ野菜をまとめましょう。
✓ 水耕栽培を始めるために準備するもの
- 水
- 野菜のタネ
- ハイドロボール(もしくはスポンジ)
- ボウルとザル
- 液体肥料(かいわれ大根やブロッコリースプラウトの栽培では不要)
✓ おすすめ野菜5選
- かいわれ大根
- ブロッコリースプラウト
- リーフレタス
- サラダ水菜
- ラディッシュ(はつか大根)
水耕栽培は時間と費用をかけずに誰でも始められますので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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